胃ポリープ・大腸ポリープ
胃ポリープ・大腸ポリープ

胃や大腸の内壁粘膜に生じるイボ状のふくらみを「ポリープ」といいます。多くは良性ですが、なかには悪性化(がん化)するリスクを持つものもあります。ポリープは自覚症状がほとんどないため、健診の胃透視や内視鏡検査の際に偶然発見されるケースが大半です。「検査でポリープが見つかったけれど、どう対処すればよいかわからない」「放置しても問題ないのか心配」という方も多くいらっしゃいます。当院では消化器内科専門の医師が、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に評価し、必要な治療や経過観察について詳しくご説明しています。気になる症状がある方、健診で指摘を受けた方は、お気軽にご相談ください。
胃ポリープ・大腸ポリープは無症状であることが多いですが、サイズが大きくなったり数が増えたりすると、以下のような症状が現れることがあります。また、健診や他院での検査をきっかけに受診される方も多くいらっしゃいます。
上記に当てはまる項目がある場合は、早めに内視鏡検査を受けることをおすすめします。
ポリープにはいくつかの種類があり、それぞれ原因や性質が異なります。
胃ポリープの多くは「過形成性ポリープ」または「胃底腺ポリープ」です。過形成性ポリープはピロリ菌感染や慢性胃炎を背景に発生しやすく、まれにがん化することがあります。胃底腺ポリープは胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬)の長期服用や遺伝的要因との関連が指摘されていますが、多くは良性です。
大腸ポリープの代表的なものは「腺腫性ポリープ」で、放置するとがんに進行するリスクがあります。発生には食生活の欧米化(高脂肪・低食物繊維)、運動不足、肥満、喫煙、飲酒、遺伝的素因などが関与していると考えられています。特に大腸がんの多くは腺腫性ポリープを経由して発生するとされているため、早期発見・早期切除が重要です。
ポリープが見つかった場合、すべてを切除するわけではありません。ポリープの種類・サイズ・形状・数などを総合的に判断したうえで、治療方針を決定します。
小さく良性と判断されたポリープは、定期的な内視鏡検査による経過観察を行います。一方、がん化リスクが高いと判断されたポリープ(特に大腸腺腫など)は、内視鏡的切除が推奨されます。内視鏡による切除は「内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)」や「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」と呼ばれる方法で行われ、開腹手術不要で身体への負担が少ないことが特長です。切除後のポリープは病理検査に提出し、組織の性質を確認します。なお、切除が必要と判断された大きなポリープの場合は、対応可能な連携医療機関へご紹介することもございます。
当院では、消化器内科専門の医師が胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)・大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を行っています。細径の軟性スコープを使用しており、患者様の苦痛を最小限に抑えた検査を心がけています。鎮静剤を使用した「眠った状態で受けられる検査」に対応しており、緊張や不安の強い方にも安心してご利用いただけます。
また、検査後はその場でモニターを見ながら画像をご確認いただき、医師が丁寧にご説明します。「検査結果をその日のうちに知りたい」「次のステップをすぐに相談したい」という方のご要望にも、できる限り対応しています。ポリープを指摘された方の定期フォローや、初めて内視鏡検査を受ける方へのサポートも丁寧に行っています。
「ポリープが見つかったが、どうすればよいかわからない」「症状はないけれど、一度きちんと調べたい」という方のご来院をお待ちしています。大腸がん・胃がんは早期発見によって治癒率が大きく向上する疾患です。気になる症状がある方や定期検査をご希望の方は、まず外来にてご相談ください。患者様の不安に寄り添いながら、最適な診療をご提案いたします。
更新日:
周田医院
院長 周田 光一郎
得意な診療・専門領域
保有資格
監修者紹介
1995年に医師免許を取得後、福岡大学病院、村上華林堂病院、白十字病院、福岡市医師会成人病センター(現:福岡大学西新病院)などで診療経験を積み、2005年より周田医院で診療を行っています。
一般内科を幅広く診療する一方、消化器内科・胃腸内科を専門領域とし、特に消化器疾患の診療と胃カメラ・大腸カメラによる内視鏡検査に取り組んでいます。
当院では、胃や腸だけでなく、肝臓・胆のう・膵臓などを含む消化器全般の症状について診療し、必要に応じて血液検査、腹部エコー、胃カメラ、大腸カメラなどを行っています。内視鏡検査では、胃がんや大腸がんをはじめとする消化器疾患の早期発見につなげることを重視しています。
「専門的な消化器診療」と「何でも相談できる町のお医者さん」の両方を大切にし、院内で対応できる検査を行ったうえで、さらに詳しい検査や治療が必要な場合には地域の医療機関と連携しています。
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